2024年11月18日
ご子息の結婚を案じて来社された母は
1週間後、少し強引にご本人を連れて訪れた。
「結婚しないわけではないが、今はしたいとは思えない」
と、正直に話す彼は33歳の誠実なエンジニア。
隣で困惑する母だが、彼の話は「なるほど」と頷けた。
無理にお見合いしても実るはずはなく、お相手にも失礼だ。
その後も母の電話は定期便のように続き
結婚しない息子への苛立ちを愚痴った。
ある日「友人が離婚したから、結婚は考えたくない」
と息子に言われたと、落ち込む母。
あれから二度目の春が巡り「結婚しようかなぁ」
と息子が言ったので伺います、と。
考えても進まぬ事ばかり。さっ本気で結婚しよう。