2023年8月7日
地元の旧家で心優しいご両親に大切に育てられた彼女は聡明清楚な自立している女性。
一人娘なので跡取りかと伺うも
娘の幸せが第一だからと
ご両親は「普通の結婚でよろしいのです」と
静かに言った。
お見合いの日程調整が始まった直後
彼女は突然の病に倒れ一夜にして旅立ってしまった。
現実を受け止めるには、あまりに残酷な時が流れたが
夢を見ているような中で49日を終えた。
人の世の無常無情の切なさで
言葉が見つからぬ儘に時が重なり
「改めてお逢いしたい」と、母上からの電話。
母の気持ちに寄り添い
同じ時を過ごす事しか出来ないが