2024年2月12日
祖母と母の言い争いを子供の頃から切なく見てきた彼。
その上、両親の不仲、父の暴力。
だから僕は結婚に夢を持てないししたいと思わないといい放つ。
そうかそうかと暫くその話を聞き、いつものように言った。
両親も神様じゃない
あなたが親にされてイヤだった事は子供にしなければ良い。
良かった事は子供に繋ごう。
両親を見て結婚に夢を持てないのは判るが
本当は幸せな結婚をしたかったから寂静院に来たんだろ?
大丈夫、前向きに動き出せば、誠実さに時と縁は味方するから。
大粒の涙を流し声を出してひとしきり泣いた彼。
彼の傷を今更 親に言っても、どうにもなるまい。
泣くなよ、応援するから。