2024年7月29日
80代半ばの母は
実家暮らしの50代の一人息子の
将来を案じ結婚の相談に訪れた。
安定企業で管理職、勤勉誠実で
信頼も厚く申し分ないのだが
「自分が亡くなると一人になるから、人並みに結婚させたい」と
夜も眠れぬ程に悩んでいると話す。
一週間後、来社した彼は、今の生活に不自由はなく
理想の女性が現われなければ結婚はしないと打ち明けた。
母の衣食住一切の世話を受けての居心地の良さが
敢えて結婚を考える機会を遠のかせているのだろうか。
加齢に伴い家事が辛いと、母は言っているのに…。
将来を見据えて、今何をするか…。
大切な「時」である。