婚活の問い合わせ電話は親御さんからも多く、特に同居の子供の結婚を案じての相談は継続している。
いつも一緒にいるから、余計に気になって仕方ないのもあるし
近所の同級生の話がイヤでも聞こえてくる地域では、親御さんは気が滅入るらしい。
生まれてからずっと実家暮らしを続け、職場が実家に近い事を良い事に
1人暮らしなどする気はサラサラない長男。
休日は独身仲間とツーリングや海外旅行を満喫し、まさに独身貴族である。
親が結婚話を持ちかけてもスルーを繰り返し、結局うるさいなぁ~と喧嘩勃発。
それからは帰宅してもリビングを素通りし
足早に自室に籠りお風呂以外は部屋からは出ようとしないと母は嘆く。
次男は学生時代の恋愛が膨らみ早々の結婚で、何の心配もいらなかったし、孫はすでに大学生とか。
「なんだかもう、疲れました」とため息交じりの母は本当に疲れ果てた様子。
母を助けたい気持ちにもなる。衣食住を親に委ねこれ以上の気楽はないが
その先に寂しい老後がないとは限らない。そして、寂静は言った。
一度だけ良い真剣に膝を交えて、親子でじっくり話をしてほしい。
本人の人生だから、結婚はしても良し、しなくても良し。
せめて実家を出て自立を勧めてみては?あくまで親目線ではなく、人生の先輩として語り掛けてほしい。
この場合、父親の穏和な話しぶりは功を奏し、頑なな息子の気持ちを和らげることが多々ある。
あれから一週間。電話は結婚相談所埼玉の話を聞きたいと言う本人からだった。
日曜日の予約で来社した彼は、爽やか営業マンでどちらかと言えば、異性への自己表現が苦手かも。
男兄弟だけの長男にその傾向があるようだ。
「探さなければ良縁は結べない」「仕事の代わりはいても、自分の代わりはいない」と伝えた。
今までの恋愛を聞くと、結婚を考えていた同僚の彼女に振られたことを
重い口を開き打ち明け、恋愛も結婚も怖くなったとも。
縁がなければ幸せ祈ってアバヨと気持ちの切り替えを伝授し、程なく婚活開始。
聡明容姿端麗な年下の方とのお見合いが順調に交際へと進み、ホッとした頃、お相手彼女から連絡が入った。
「良い人なのですが、自分の考えを言ってくれないので何を考えているのか判らないんです」と。
確かにそう言う所があるかも。聞けば、振られたくない一心で何でも合わせてしまうとか。
結婚の幸せは自然体の安らげる生活だと伝授し、その後一挙に二人の気持ちの距離は近付き成婚した。
母の感謝は半端なかった。
「お相手を探す気持ちに縁が巡る」「失恋は将来、華やかな人生の景色を彩る」
【公式HP成婚事例より抜粋:埼玉県北部在住50代男性】